ヨーロッパ視察でわかったこと
お店を始める前、イタリア、フランス、スイス、ベルギーのチョコレートショップを巡った。店舗設計はどこもオシャレで洗練されており、それぞれの個性が際立ったフォルムやパッケージのチョコレートはどれも魅力的であった。もちろん味を確かめるため、行く先々でチョコレートを購入した。味についてはあまり参考にはならなかったが、「Bean to Bar」の中でも乳化剤など添加剤を使用したものは口に合わないことがよくわかった。この頃は「Bean to Bar」のイロハもまだよくわかっていなかったが、チョコレートを作るなら無添加のピュアなチョコレートが良いということだけは感じていた。